実はよく知らない?生活習慣病って何?

怖いのは生活習慣病の合併症

老後の生活を左右する生活習慣病。
では、いったい生活習慣病とは何か、あなたは正確に答えられますか?

メタボ? タバコ? 高血圧? 心筋梗塞?

すべて正しいとも言えますが、生活習慣病の説明としては正解とは言えません。

生活習慣病は、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒などの、日々の生活習慣が原因となって、長期間にわたってじわじわと健康が阻害される病気です。

具体的にどんな病気を発症するかと言えば、高血圧、糖尿病、脂質異常症が三大生活習慣病として挙げられます。
メタボリックシンドロームは、悪い生活習慣によっておこる肥満という状態のことで、メタボになると三大生活習慣病にかかりやすくなる、いわば目に見える”黄色信号”といえます。

しかし、高血圧や糖尿病が死因になったり、寝たきり生活の直接の原因になることはありません。
恐ろしいのは、三大生活習慣病が引き起こす合併症なのです。
具体的には、脳出血、脳梗塞、心不全、心筋梗塞、腎不全など。
どれも命に関わる深刻な病気です。
また、認知症も生活習慣病とかかわりがあることが分かっています。

長い時間をかけて進行し、バタッと終わる

ここまでを整理してみると、食事や運動などの生活習慣が乱れる⇒三大生活習慣病を発症⇒その結果、脳梗塞などの重大な発作が起こる、という三段階になっていることがわかります。
一般的には、このメカニズムを生活習慣病と呼ぶこともあります。

一つの大きなポイントは、それぞれの段階に移るときに、長い時間がかかるということです。
生活習慣が多少悪くても、すぐに高血圧になるわけではありません。
高血圧になったっからといって、1、2年で脳梗塞の発作はありません。

なんと、5年、10年、20年、30年という長~い時間の中で徐々に蝕まれていくのです。
そして、たちが悪いことに、この間に自覚症状はほとんどありません。
ある日突然、バタッと幸せな生活に幕が下りるのです。

しかし、生活習慣病は、自分の心がけ次第で防ぐことができる病気です。
元気に老後を楽しめるか、要介護になって辛い思いをするか。
それは、30~50歳代に、いかに生活習慣を正すかにかかっているのです。